年輪タイルができるまで


ぎふ県では県産の木として、「長良杉」をブランド材としており、その「長良杉」を100%天然乾燥で、最低でも半年以上の時間をかけて乾燥し、厳選された1/3のみが次の工程に進みます。そしてその中から、さらに木目の綺麗なものを選び、1/2程度のみが「年輪タイル」として商品になります。じっくり時間をかけて仕上げる「年輪タイル」ができるまでを、ご紹介します。

木材資源が豊富な、岐阜県にある弊社は、上質の長良杉を家づくりのために、直接郡上の製材所と提携を結んでいるので、そのルートをいかして、数少ない天然乾燥材を確保しています。


林野庁が発表している都道府県別森林率(H29年)で、岐阜県は81%の森林率を誇り、全国2位の豊かな自然あふれる場所です。長良川流域に生育している杉は「長良杉」というブランド名がついており、その木目の美しさには定評があります。


樹齢約50年以上の丸太を木材加工場へ、郡上市内の杉の木が集約されます。


リフトで加工機の手前まで運ばれ、カットを待っています。


帯鋸(バンドソー)で1本づつカットしていきます。カットで木材の良し悪しが決まるので、木目や厚みを見ながら、慎重に進めます。


1枚1枚隙間を開けて、天日干しで乾燥していきます。あえて雨ざらしにすることで、よく乾燥します。上下を入れ替えたり、場所を移動させたり、半年間じっくり乾燥させます。


乾燥が終了したら、耳部分(皮)の粗削りをします。反りや割れをチェックし、ひどいものは、製品にはなりません。その後、表面をきれいにし寸法通りに加工します。


木目の綺麗なものだけを選び、1本の長い木材を、ブロック状に加工していきます。表面を見ながらカットし、バリ取りも丁寧に行います。最終的に、見た目の美しい1/2程度のみが「年輪タイル」として商品になります。